赤色は美肌の近道!リコピンの肌への効果

リコピンのイメージ

 

リコピンはカロテノイドの一種で、植物に含まれる天然の色素成分です。

 

緑黄色野菜が体に良いと言われているのはこのカロテノイドを含んでいるからです。

 

カロテノイドは現在600種類以上あると言われていますが、その中でも特にリコピンは群を抜いた抗酸化作用を持っていることが分かっています。

 

抗酸化作用とは活性酸素を消去する働きのこと。

 

リコピンは美白効果、血糖値の減少、動脈硬化の予防、がんの発生予防、免疫力の強化など、美容と健康に素晴らしい効果がある成分なんですよ。

 

そんな美しさの元ともいえるリコピンに迫ってみました!

 

 

リコピンが肌に与えるいい効果とは

美肌チェックをする女性

 

植物が自身の身を守るために有している天然色素ですが、摂取すれば私達のお肌もさまざまな外敵から守ることができるのです。

 

中でも、最たるものは紫外線ではないでしょうか。

 

紫外線を浴びると、私達の体は自分を守るために活性酵素を作り出します。

 

活性酸素の殺菌力は非常に高いために、長時間紫外線に当たって活性酸素が増えすぎると皮膚の細胞を酸化させてしまいます。

 

これによりお肌の老化やシミそばかすの発生が誘発されてしまいます。

 

 

リコピンは高い抗酸化作用でこの活性酸素を消去することができるため、お肌の老化を防ぐ効果があります。

 

また、紫外線はハリや弾力を維持しているコラーゲン繊維も酸化し、コラーゲン量の減少からたるみやシワを引き起こします。

 

リコピンにはDNAやたんぱく質の損傷から体を守る作用があり、コラーゲンの減少を抑制します。これによりたるみやシワの形成を予防することができます。

 

さらに、紫外線は肌深層にいるメラノサイトという細胞を刺激し、シミやそばかすの元となるメラニンの生成を促します。

 

この時、メラノサイトはチロシナーゼという酵素の作用でメラニンを作り出しますが、リコピンにはチロシナーゼを抑制する効果があるためシミやそばかすを生成させません。

 

これがリコピンは美白成分と呼ばれる大きな理由です。

 

つまり、リコピンはお肌の保護効果、美白効果、アンチエイジング効果がある美容に重要な成分なのです。

 

皮膚科学会など医療業界では、リコピンがコラーゲンの減少を抑制するだけではなく増加も促し、シワやたるみ予防に繋がるとの報告もされているのです。

 

リコピンには摂取量の制限や副作用はある?

秤

 

リコピンの1日の摂取量の目安は、15〜20mgとされています。

 

これはLサイズのトマト約2個分、ミニトマトなら15〜17個分、トマトジュースなら1杯分ほどです。

 

リコピンは私たち人間をはじめ、あらゆる動物が身体で作り出すことはできません。

 

ですので体外から摂り入れる必要があり、摂取後はどんどん消費されていく一方なので、一定量を続けて食べることが重要です。

 

重大な副作用や摂取量の制限は現在のところ特に注意書きはありません。

 

とりすぎはお腹をこわす原因にも

ですが、トマトやスイカなど、リコピンを含む食品は水分の多い夏野菜が多いので、体に良いからと一度に大量摂取するとお腹を下してしまう心配があります。

 

リコピンは体内に留めておける量に限度があるので、一度に大量に食べるより、1日の必要量を数回に分けて食べた方がより効率的です。

 

健康に重大な副作用はありませんが、大量摂取を続けると柑皮症を起こす場合があります。

 

これは、ミカンを食べ続けると手のひらが黄色くなるのと同じ現象で、カロテノイドが沈着して手や顔が黄色くなるものです。

 

しばらく食べるのを控えれば元の皮膚の色に戻ります。

 

男性よりも女性、子供に起きやすく、肝機能の弱い方にも生じやすい現象です。

 

だんだん黄色くなってきたら、それは自分にとっての過剰量のサインなので、少し量を抑えるようにしましょう。

 

リコピンを含む食品を食べるなら夜がベストです。リコピンは摂取後に小腸から吸収され、血液の流れに乗って体の中を巡ります。

 

肌の細胞に到達するまでの時間は6〜8時間ですので、夜食べると、日中陽の当たる時間に効果が現れ、紫外線対策になります。

 

リコピンといえばやっぱりトマト・・・だけ?

たくさんのトマト

 

トマトの中でも完熟度が高いほどリコピンの濃度も高いと言われています。

 

そこで注目したいのがトマト缶やトマトジュース、ケチャップなどです。

 

生食用のトマトは完熟まではまだ期間がある状態で収穫されてお店に並びますが、加工用のトマトは完熟直前で収穫されて缶詰やトマトジュースなどの製品に加工されます。

 

リコピンは脂溶性といって油分に溶けやすい性質と、加熱調理することで2〜3倍体に吸収されやすくなる性質があります。

 

オリーブオイルやナッツ、アボカドと一緒に調理するとトマトからリコピンを効率よく取り入れることができます。トマトソースパスタや、オムライス、トマトスープ、チリコンカンなどがおすすめの料理です。

 

毎日リコピンを取り入れたいけれど毎日調理する時間はないという場合も大丈夫ですよ。

 

リコピンは生食であってもビタミンEや乳製品とともに食べることで吸収と高めることができます。

 

オリーブオイルはビタミンEを含むので、トマトとモッツァレラチーズにオリーブオイルを添えたカプレーゼは簡単で吸収の良いおつまみになります。

 

トマトとアボカドを混ぜるだけのワカモレディップも簡単便利な一品です。

 

意外!こんな食材にもリコピンがいっぱい

リコピンは植物が紫外線から身を守るために備えている赤色の天然色素ですので、赤くて夏に旬の植物に多く含まれている、と考えればOKです。

 

スイカとピンクグレープフルーツはトマトと同じくらいの濃度のリコピンを含んでいます。

 

どちらもリコピンとともにビタミンCを含んでおり、スイカにはむくみを取るシトルリンという成分も含まれています。

 

(余談ですがこのシトルリンという成分、男性の性的機能を高める効果もあることでも知られていますね。)

 

夏に体を涼しくしてくれて、美肌やむくみ解消も期待でき、そして低カロリーということもあり、積極的に取りたい食品です。

 

リコピンを含む食材と含有量(100gあたり)
食材名 含有量
トマト 約3.0mg
プチトマト 約6.0mg
スイカ 約3.2mg
ピンクグレープフルーツ 約3.2mg
約3.2mg
ローズヒップ 約24mg
あんず 数値データなし
パプリカ 数値データなし

 

トマト、スイカ、グレープフルーツ以外以外にもリコピンを含む食品があります。秋になったら柿やあんず、通年で料理に使える赤パプリカなどもリコピンを摂り入れられます。

 

意外なところでは、ローズヒップです。確かに赤い植物ですね。

 

ローズヒップならお茶にして職場にも持って行きやすいので、天然のサプリメントのような気軽さでリコピンを取り入れられます。

 

リコピンを続けて摂ると消費はされるものの、だんだんと肌に蓄積されるようになります。

 

トマトを中心にさまざまな食品からリコピンを取り入れ、常に血中リコピン濃度を高く維持しておくことで若々しい美肌を保ちましょう!