ストレスで肌荒れはなぜ起きるの?

肌荒れを気にする女性

 

肌荒れの原因はいろいろありますが、主に「外側からの刺激」と「内側からの刺激」が肌荒れを引き起こします。

 

その「刺激」が肌への「ストレス」となり肌荒れを引き起こすのです。さらに、複数の刺激ストレスが重なるとなかなか治らない肌荒れの原因にもなります。

 

 

外側からのストレス

肌に直接「刺激」を与えてしまうものが肌へのストレスになるのは明白です。

 

間違った方法での洗顔や、乾燥肌なのにさっぱり系の化粧水を使用したり、オイリー肌なのに油分が多めのクリームを使用したり…と、自分の肌タイプに合っていないスキンケアアイテムなどを使用している事で、知らず知らずのうちに肌にストレスをかけている事があります。

 

他にも、使用しているスキンケアアイテムや化粧品の中に”合成界面活性剤”などが含まれていると、肌荒れを引き起こす場合もあります。

 

汚れを落とす機能や、美容成分を浸透させやすくするメリットを持つ界面活性剤は、クレンジングや化粧品に含まれていますが、肌が敏感な時の使用は「刺激」を感じやすくなります。

 

ひとくちに界面活性剤と言っても、以下のように大きく分けて4つの種類があります。

 

4種類の界面活性剤
種類 特徴・性質 主な用途
アニオン界面活性剤 ■乳化・分散性が優れる

■泡立ちがいい
■温度による影響が少ない

■洗剤(衣料用)

■シャンプー
■ボディーソープ

カチオン界面活性剤 ■繊維などへ吸着する

■帯電防止効果
■殺菌性がある

■リンス

■柔軟剤(衣料用)
■殺菌剤

両性界面活性剤 ■皮膚への刺激が少ない

■水によく溶ける
■他の活性剤と相乗効果があり

■シャンプー

■ボディーソープ
■台所用洗剤

ノニオン界面活性剤 ■親水性と疎水性の調整がしやすい

■乳化しやすい
■泡立ちが少ない
■温度による影響が大きい

■衣料用洗剤

■乳化剤
■分散剤
■金属加工油

 

さらに、美白化粧品に含まれている有効成分が高濃度で、肌が本来持っているバリア機能を妨げてしまい、肌荒れにつながるという実例もあります。

 

内側からのストレス

乱れた食生活は胃や腸などの内臓へ負担がかかりストレスとなります。

 

不規則な生活習慣はストレスが溜まりやすく、健康な細胞を攻撃する「活性酸素」を増やす原因になり、これが免疫力の低下を招く原因となります。

 

「精神的ストレス」を感じると、活性酸素を増やすだけでなく、肌の免疫機能やバリア機能を担っている「ランゲルハンス細胞」が減るため、刺激に敏感になり肌荒れを招きやすくなります。

 

肌に直接刺激を与えるストレスも、内臓に負担をかけるストレスも、精神的に感じるストレスも、全て肌荒れを引き起こすやっかいな存在です。

 

こんな食生活や生活習慣がストレスをより溜める

肌は”健康”のバロメーターと言われるのは、毎日の食生活や生活習慣の乱れによって肌状態に大きく影響を及ぼすからです。

 

偏った食事、刺激物やアルコールの摂取

胃腸にストレスをかける事でさまざまな肌トラブルを引き起こします。

 

脂っこい食事が多くなったり野菜不足が続く事で、皮脂分泌のバランスが崩れたり、からだに必要な栄養素が足りなくなります。

 

さらに辛いものなどの刺激物を摂取する事で、胃腸にストレスをかけ新陳代謝を悪化させる原因になります。

 

一見、ストレス発散に思えるアルコールの摂取ですが、アルコールを体内で分解する時に肌の再生に不可欠な「ビタミンB郡」を大量に消費してしまうので、体にとっては大きなストレスとなります。

 

睡眠不足や不規則な生活習慣

浅い眠りや少ない睡眠時間が続くと、睡眠時間に分泌される成長ホルモンの数が減り、肌弾力が低下したり肌のターンオーバーが悪くなり肌荒れというケースも。

 

質の良い睡眠が確保されない状況や寝る時間が不規則になる事で、自律神経のバランスが乱れ、精神的なストレスを感じやすくなります。

 

このような状況が続くことで疲労が溜まりやすくなり、さらにストレスが溜まるという悪循環に陥りやすくなります。

 

肌荒れを放置するとこんな肌トラブルにもつながる

肌荒れを放置して自然治癒ができるのは、軽度の場合で尚かつ「ストレス」がなく、肌や細胞が正常に働いていている場合のみです。

 

ほとんどの肌荒れは放置してしまうと、さまざまな肌トラブルにつながります。

 

乾燥性敏感肌を招く

乾燥した状態の肌を放置すると肌のバリア機能が低下し、いつもより刺激に敏感になってしまい、ピリピリしたり赤みや痒みを起こしてしまう「乾燥性敏感肌」を招くことになる場合もあります。

 

肌の老化スピードを早める

肌がカサカサに乾燥している状態を放置すると、目元や口元の「ちりめんジワ」が「深いシワ」に進行するなど、加齢スピードを早める事になります。さらには肌の水分不足で毛穴が目立ったり、透明感がなくなりくすみの原因にもなります。

 

なかなか消えないニキビ跡が残る

皮脂バランスが崩れた状態を放置すると毛穴が詰まりやすくなり、吹き出物が発生します。

 

一旦出来てしまった吹き出物はなかなか治らず、正しく治療せずに放置すると、セルフケアが難しいニキビ跡として肌に残ってしまいます。

 

ストレスによる肌荒れ解消に役立つ食べ物

さまざまなストレスが肌トラブルの原因になりますが、内側からのストレスを軽減する食べ物や栄養素は多数あります。その中でも効果が高い優秀なものをご紹介します。

 

乳酸菌やビフィズス菌を含んでいるヨーグルト

ヨーグルト含まれている乳酸菌やビフィズス菌などの微生物は「プロバイオティクス」と呼ばれていますが、ストレスをやわらげる作用があると研究結果が報告されています。またヨーグルトにはカルシウムも含まれており、イライラした気分を鎮めてくれる作用があります。

 

大豆イソフラボンを含んでいる豆腐

女性特有のPMSや、更年期障害によるストレスには大豆イソフラボンが効果的です。女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをしてくれるので、ホルモンバランスの乱れを整えてくれ、頭痛やイライラを軽減してくれます。

 

心を落ち着かせてくれる成分を含んでいる牛乳

牛乳にはトリプトファンというアミノ酸が含まれており「幸福感」を感じるために必要なセロトニンの生成を手助けしてくれる栄養素です。セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれている程、心の健康の為に必要不可欠な物質です。夜眠る前に牛乳を飲む事で安眠効果が期待できます。

 

ストレス解消に役立つアロマは何?

食生活や生活習慣の改善でストレスを溜め込まない工夫をしても、仕事や人間関係でのストレスは避けて通れないものです。

 

リラックス効果の高いアロマテラピーやストレス解消におすすめの人気アロマを3種類ご紹介します。

 

ラベンダー

疲労や緊張感を解きほぐしてくれる作用のあるアロマオイルです。香りにクセもなくリラクゼーション効果が高く初心者でも始めやすいアロマです。さらには痛みを取ってくれる効果もあるので、頭痛・眼精疲労や生理痛などの時にも効果的です。

 

イランイラン

興奮を鎮めてくれる作用があるのでリラックス効果も高いイランイランですが、特徴的なのは幸福感や楽しさという気持ちを与えてくれるアロマオイルというところです。ホルモンバランスを整えてくれることや、催淫効果を持っている事から「女性らしさ」を引き出すことができるアロマオイルです。

 

ゼラニウム

更年期障害の改善に大きく効果を発揮するアロマオイルで、甘いバラに似た香りです。ストレスや不安感を取り除いてポジティブな気持ちをもたらしてくれる効果があります。他にも老廃物の排出を促してくれるので、むくみの改善に大きな期待ができます。