正しいターンオーバーなくして美肌なし、の理由

スキンケアをする女性

 

化粧品のCMや美容雑誌でよく見かけるターンオーバーという言葉。肌のターンオーバーは肌が生まれ変わることを指し、美しく健康な肌を保つためには必要不可欠なものです。

 

ターンオーバーは肌を外部からの刺激から守っている表皮で行われています。

 

表皮の下には表皮を支える真皮、そして真皮の下には大部分を皮下脂肪が占める皮下組織があり表皮と真皮を支えながら外部からの衝撃から体を守ったり保温や断熱の役割を果たします。

 

 

と、いっても非常に薄い組織の重なり

ターンオーバーが行われている表皮は非常に薄い膜で厚さは約0.2ミリほどです。表皮はその薄い膜の中に4つの層を持っており、外側から角層、顆粒(きりゅう)層、有棘(ゆうきょく)層、基底(きてい)層という構造になっています。

 

ターンオーバーは、表皮の中の層の一番下の真皮に近い基底層でまずは新しい細胞が生まれるところがスタート地点です。

 

ターンオーバーのイメージ

 

基底層で生まれた細胞がどんどんと上の層へ形を変えながら押し上げられ、肌の表面まで上がりバリア機能を果たした後は最後には肌から自然に剥がれ落ちます。

 

肌から自然に剥がれ落ちたものはと呼ばれていますよね。

 

つまりは表皮の中で新しい細胞がどんどん生まれていき、そして最後に役目を終えると自然に剥がれ落ちるということになりますので、ターンオーバー=肌の新陳代謝と言い換えることもできます。

 

また、ターンオーバーには周期があり、一般的に肌のターンオーバーは20代の女性で28日、30代の女性で40日程度の周期が平均的とされています。

 

年齢や間違ったケアなどが原因となり、周期が乱れ早すぎたり遅すぎたりするとシミやしわなど肌荒れの原因となるので注意が必要です。

 

なぜターンオーバーが乱れるの?

肌を鏡で見る女性

 

工場にあるベルトコンベアのように常に一定のリズムで動くなら問題はないのですが、人体の生理的機能であるターンオーバーはいろいろな原因で乱れます。

 

主な原因としては、間違ったスキンケアや紫外線、ストレスや睡眠不足、加齢などがあります。

 

日ごろのスキンケアでは、洗顔のしすぎや成分が強かったり、自分の肌に合わない化粧品を使い続けてしまうとターンオーバーの乱れに繋がりますので特に注意が必要です。

 

最近では泡洗顔でやさしく顔は洗うことをCMなどで推奨しているように、ゴシゴシ洗いは肌のまだ機能できている角質を無理やりに剥がしている恐れがあります。

 

ゴシゴシと洗顔をすると確かに肌はさっぱりしますが、肌に必要な分の皮脂も一緒に洗ってしまうと肌は新しく表皮の細胞を作らなければならなくなり、結果としてターンオーバーが早くなるという訳ですね。

 

そして紫外線によるダメージも細胞を破壊しますので、もちろん肌は生まれ変わろうとしてターンオーバーを早めます。

 

また、ターンオーバーが遅れる原因の1つに日常生活が大きく関わっています。たとえば、睡眠不足だとお肌のゴールデンタイムと呼ばれる細胞が生まれ変わる時間が短くなります。

 

するとターンオーバーが遅れストレスなどでホルモンバランスが乱れると新陳代謝も正常に行われませんので、ターンオーバーにももちろん影響を与えます。

 

ターンオーバーが乱れると肌はどうなる?

ターンオーバーの乱れで特に気をつけなければならないのはターンオーバーが早まってしまうことです。

 

多くの肌トラブルはターンオーバー周期が短くなっていることが原因とされています。ターンオーバーが短くなるということは基底層で誕生した新しい細胞が他の3層で変化する過程で十分に機能が果たせるほどの栄養を得ていないということ。

 

肌の表面に出てきたときにバリアとしての役割を果たせなくなってしまうということですね。

 

また逆に、肌のターンオーバーが遅い場合は肌の生まれ変わりが遅いということ。細胞が生まれないままだと肌には古いバリア機能の弱まった角質がいつまでも残ったままです。

 

古い角質は肌を十分に守れるはずもなく、外部の紫外線からの刺激を受けやすい状態になりシミやシワができやすくなります。

 

遅すぎず早すぎない、ちょうどいいターンオーバーを守ることが美肌に欠かせません。

 

ターンオーバーを整えるのに大切なことは

洗顔石鹸

 

肌のターンオーバーの乱れはさまざまな肌トラブルに結びついてしまいます。

 

きちんとした周期で肌がターンオーバーをおこなうためにも日ごろの生活の中で改善できることからやっていくことが必要です。

 

とても繊細な肌のターンオーバーを整えるにはまず第一にスキンケアが間違っていないか見直すこと。

 

洗顔には石鹸や洗顔フォームを使われている方が多いかと思いますが、肌の状態が悪くなってきたらまずは洗顔料の成分を確認してみるようにしましょう。

 

洗顔料のおススメはもちろん無添加で肌に有害な成分の入っていないものです。

 

無添加の石鹸などの場合、なんとなく洗いあがりに物足りなさを感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、それは今まで肌の必要な皮脂まで落としすぎだったのかもしれません。

 

洗顔の目的はあくまで余分なものや汚れを落とすことですので、必要以上に肌のハリを感じる必要はないのです。強くこすらずに石鹸を泡立ててから、泡で汚れをやさしく落とすイメージで洗うと良いでしょう。

 

そして2つ目は睡眠不足になっていないかということです。人間は眠っているときに成長ホルモンが分泌され体の中の色々な部位の細胞が修復されています。

 

睡眠が不足すると十分に成長ホルモンが分泌される時間が取れないということですので、古い皮膚から新しい皮膚に肌が生まれ変われないということになってしまいますね。

 

美肌を維持、そして肌のケアには十分な睡眠は不可欠です。

 

美肌厄年は26歳と42歳?肌に起きている変化は

3人の女性

 

実は、美容にも厄年があることをご存知でしょうか。別の言い方ではお肌の曲がり角、と読んだりもしますよね。

 

肌は肌本来の力でターンオーバーを繰り返し、新しい細胞にどんどん生まれ変わっていくようになっていますが、そういった肌の力が弱まるポイントとなるのが26歳42歳であると言われているんです。

 

つまりは肌のターンオーバーの周期は年齢とともに長くなる傾向にあるように、肌本来の力も年齢とともに弱まっていくということですね。

 

たとえば、日焼け後の肌の変化など。

 

夏に日焼けしても昔は自然に肌が戻っていたのが、だんだん戻りにくくなったり終いにはシミができたり、といった経験はありませんか?

 

こうした自然回復の力が衰えることで、些細なことでも肌は状態が悪くなっていきます。

 

女性が化粧品のスキンケアラインを20代後半や40代前半で選びなおす傾向にあるのも、こういった肌の変化を敏感に感じ取っているのでしょう。

 

そしてこの肌の曲がり角とも言える美肌厄年を迎え、美肌を保っていくためには今まで以上に紫外線に気をつけたり日常生活を見直す必要がありそうです。